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増刊号 図説「胃と腸」画像診断用語集2022 病理
低異型度癌と超高分化腺癌(胃)
著者: 海崎泰治1
所属機関: 1福井県立病院病理診断科
ページ範囲:P.739 - P.739
文献購入ページに移動低異型度癌は,悪性度の観点から細胞異型度を低異型度と高異型度に分類した試み1)から提唱された.病理組織学的な基準は,核/細胞質比(細胞の高さに対する核の高さ)が50%以下,核は紡錐形が基本で,基底側に配列し極性が保たれるなどの所見が挙げられている(Fig.1).この用語は高異型度で予後が悪いことを示すが,細胞異型が乏しく生検診断困難という意味合いは含まない.
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