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文献概要
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編集後記
著者: 二村聡1
所属機関: 1福岡大学筑紫病院病理部・病理診断科
ページ範囲:P.757 - P.757
文献購入ページに移動 読者の皆さま,大変お待たせしました.ここに「図説『胃と腸』画像診断用語集2022」をお届けします.1996年に31巻3号「図説 形態用語の使い方・使われ方」が刊行されて以来,好評を博し,その補訂版として2002年に黒表紙の『胃と腸用語事典』が,そして2012年に47巻5号「図説 胃と腸用語集2012」が,2017年に52巻5号「図説『胃と腸』所見用語集2017」が刊行されています.その間,いくつかの用語に関しては記載内容について厳しいご指摘をいただきました.そして,お叱りを受けることもありました.その都度,編集委員会で検証していますが,古典的な用語は照会に相当な時間を要する場面も多々ありました.
31巻3号の序文で多田正大氏が詳しく述べられていますが,言語は時代とともに変遷する運命にあります.そして,死語と化してしまうこともあれば,流行語のごとく,新しい言葉が生み出され流布されることもあります.消化器病の診断学関連用語もしかりです.最も大切なことは,各用語の意味(概念や定義)を正しく理解し,正しく用いることです.逆に,最も恐れるべきは,当該用語の意味を十分に理解せぬまま,誤った用い方をしてしまうことです.特に後輩医師を指導する立場にある者はこの点に十分な注意が必要です.
31巻3号の序文で多田正大氏が詳しく述べられていますが,言語は時代とともに変遷する運命にあります.そして,死語と化してしまうこともあれば,流行語のごとく,新しい言葉が生み出され流布されることもあります.消化器病の診断学関連用語もしかりです.最も大切なことは,各用語の意味(概念や定義)を正しく理解し,正しく用いることです.逆に,最も恐れるべきは,当該用語の意味を十分に理解せぬまま,誤った用い方をしてしまうことです.特に後輩医師を指導する立場にある者はこの点に十分な注意が必要です.
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