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文献詳細

雑誌文献

胃と腸57巻6号

2022年05月発行

追悼

恩師・中村恭一先生を偲ぶ

著者: 大倉康男1

所属機関: 1PCL東京病理・細胞診センター

ページ範囲:P.863 - P.864

文献概要

 「中村恭一先生が昨日亡くなられました」との連絡を受けたのは,2021年があと少しで終わる日の夕方でした.数か月前に厄介な病気が見つかったと聞いていましたが,コロナ下でお見舞いに行けないまま,突然の訃報となってしまいました.
 中村先生に初めてお目にかかったのは,先生が筑波大学に在職されていた1984年の初夏でした.筆者が浅間山の麓にある公立病院で消化器外科を研修中に早期胃癌の病理への関心が出てきたことから,診断に来られていた病理医の先生に相談し,大学の同窓である中村先生を紹介していただいたのがきっかけでした.教授室での初対面の場では交わす言葉は少なかったですが,朴訥な話し方に親しみを感じ,大学院への進学を決めたと記憶しています.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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