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文献詳細

雑誌文献

胃と腸57巻6号

2022年05月発行

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編集後記 フリーアクセス

著者: 蔵原晃一1

所属機関: 1松山赤十字病院胃腸センター

ページ範囲:P.867 - P.867

文献概要

 カプセル内視鏡とバルーン内視鏡の普及によって小腸疾患の診断能は飛躍的に向上し,多くの疾患の病態解明が進みつつある.一方,原発性小腸癌(空腸・回腸癌)に関しては,希少であることに加え,狭窄症状や転移・播種を契機に進行した状態で診断される例が多く,その発生・発育進展の解明が急務とさプロジェクトれてきた.近年,大腸癌研究会で「小腸悪性腫瘍研究(委員長:田中信治)」が立ち上がり国内多施設の原発性小腸癌症例が集積され,その実態が明らかにされるとともに,小腸癌取扱い規約の作成が進行しつつある.
 本号は「原発性小腸癌—見えてきたその全貌」をテーマとし,田中信治,伴慎一と私,蔵原で企画した.「原発性小腸癌」に関する現時点での最新知見を網羅し,その臨床的特徴を明らかにすることを目標とした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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