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文献詳細

雑誌文献

胃と腸57巻9号

2022年08月発行

文献概要

今月の主題 胃癌スクリーニングの課題と将来展望 ノート

胃がん検診におけるリスク層別化と対象者選別の問題点

著者: 小田丈二1 入口陽介1 水谷勝2 冨野泰弘1 山里哲郎2 依光展和1 園田隆賀3 金田義弘1 安藤早弥1 岸大輔1 安川佳美1 中河原亜希子1 橋本真紀子1 山村彰彦4 細井董三1

所属機関: 1東京都立病院機構東京都立がん検診センター消化器内科 2東京都立病院機構東京都立荏原病院消化器内科 3熊本大学病院消化器内科 4東京都立病院機構東京都立がん検診センター検査科

ページ範囲:P.1193 - P.1200

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要旨●胃癌スクリーニングに関して,対策型胃がん検診の現状から考察した.内視鏡検診のみではマンパワーが不足するため,対象の集約目的にABC(D)リスク分類が利用されるが,ABC分類によるリスク層別化には,A群が正確に判定されていない問題点があり,画像評価の組み合わせが必要である.また,検診対象外となる50歳未満の胃癌を検討したところ,女性,M領域,未分化型が多い傾向にあり,内視鏡治療可能な高齢者の分化型胃癌も50歳未満胃癌と同じ1例とみなし,発見効率に重きを置くのか,それとも発見された癌の内訳に重きを置くのかで考え方が異なるものと思われた.

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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