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増大号 「胃と腸」式 読影問題集2023 応用と発展—考える画像診断が身につく 咽頭・食道 9 Cases
Case 5
著者: 北村陽子1 岡本直樹1 岸埜高明1 奥田隆史1 島田啓司2
所属機関: 1市立奈良病院 消化器肝臓病センター・消化器内科 2市立奈良病院 病理診断科
ページ範囲:P.1226 - P.1229
文献購入ページに移動80歳代,男性.主訴:咽頭痛,食事が喉にひっかかる.既往歴:胆囊摘出術.生活歴:飲酒:1合/day,flusher,喫煙:20本×20年間(40年前から禁煙).現病歴:1週間前より咽頭痛・食事が喉にひっかかる感じがするとのことで耳鼻科を受診したが異常を認めず,当院消化器内科を受診した.検査所見:WBC 5,870/mm3,Hb 12.9g/dL,Ht 39.6%,Plt 13.1×104/mm3,CRP 1.11mg/dL,CEA 6.7ng/mL,SCC(squamous cell carcinoma)1.5ng/mL.臨床経過:精査のため上部消化管内視鏡検査(esophagogastroduodenoscopy ; EGD)(鎮静なし)を行った(Fig.1,2).
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