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増大号 「胃と腸」式 読影問題集2023 応用と発展—考える画像診断が身につく 十二指腸 6 Cases
Case 2
著者: 池上幸治1 蔵原晃一1 大城由美2 江頭信二郎1 佐々木淳子3
所属機関: 1松山赤十字病院胃腸センター 2松山赤十字病院病理診断科 3愛媛県厚生連健診センター
ページ範囲:P.1316 - P.1319
文献購入ページに移動50歳代,男性.主訴:なし(検診異常).既往歴:特記事項なし.現病歴:202X年に近医で検診目的に施行された上部消化管内視鏡検査(esophagogastroduodenoscopy ; EGD)で十二指腸に異常を指摘された.同部からの生検では非特異的炎症所見という結果であったが,精査目的に当科へ紹介され受診となり,造影X線検査(Fig.1),EGD(Fig.2a〜f),超音波内視鏡検査(endoscopic ultrasonography ; EUS,Fig.2g)を施行した.検査:白血球数4,980/μL,Hb 15.4g/dL,H. pylori(Helicobacter pylori)血清IgG抗体0.6U/mL,CEA<0.5ng/mL,CA19-9 6.9ng/mL,sIL2-R 354U/mL.
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