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文献詳細

雑誌文献

胃と腸58巻10号

2023年10月発行

文献概要

増大号 「胃と腸」式 読影問題集2023 応用と発展—考える画像診断が身につく 十二指腸 6 Cases

Case 2

著者: 池上幸治1 蔵原晃一1 大城由美2 江頭信二郎1 佐々木淳子3

所属機関: 1松山赤十字病院胃腸センター 2松山赤十字病院病理診断科 3愛媛県厚生連健診センター

ページ範囲:P.1316 - P.1319

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臨床情報 
50歳代,男性.主訴:なし(検診異常).既往歴:特記事項なし.現病歴:202X年に近医で検診目的に施行された上部消化管内視鏡検査(esophagogastroduodenoscopy ; EGD)で十二指腸に異常を指摘された.同部からの生検では非特異的炎症所見という結果であったが,精査目的に当科へ紹介され受診となり,造影X線検査(Fig.1),EGD(Fig.2a〜f),超音波内視鏡検査(endoscopic ultrasonography ; EUS,Fig.2g)を施行した.検査:白血球数4,980/μL,Hb 15.4g/dL,H. pylori(Helicobacter pylori)血清IgG抗体0.6U/mL,CEA<0.5ng/mL,CA19-9 6.9ng/mL,sIL2-R 354U/mL.

参考文献

1)Swerdlow SH, Campo E, Harris NL, et al(eds). WHO Classification of Tumours of Haemtopoietic and Lymphoid Tissues. IARC press, Lyon, 2017
2)岡田裕之,田中健大,岩室雅也.消化管B細胞リンパ腫の内視鏡所見の特徴.胃と腸 58:863-870, 2023
3)藤本萌,山本政司,河村浩輔,他.十二指腸悪性リンパ腫の1例.豊中病医誌 22:27-32, 2022
4)永塚真,鳥谷洋右,山田峻,他.十二指腸濾胞性リンパ腫—白色絨毛との鑑別を中心に.胃と腸 58:915-920, 2023
5)池上幸治,蔵原晃一,大城由美.白色化・白色絨毛を伴う十二指腸病変の拡大内視鏡所見.胃と腸 58:1045-1056, 2023

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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