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文献詳細

雑誌文献

胃と腸58巻10号

2023年10月発行

文献概要

増大号 「胃と腸」式 読影問題集2023 応用と発展—考える画像診断が身につく 小腸 8 Cases

Case 3

著者: 下田良1 芥川剛至1 武富啓展2 青木茂久3 江﨑幹宏2

所属機関: 1佐賀大学医学部附属病院光学医療診療部 2佐賀大学医学部附属病院内科学講座消化器内科 3佐賀大学医学部附属病院病理診断科

ページ範囲:P.1346 - P.1349

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臨床情報 
60歳代,女性.主訴:黒色便,貧血.既往歴:22歳時に虫垂炎,高血圧,末期腎不全.現病歴:202X年3月頃より下腹部痛および黒色便が出現.かかりつけ医にて上・下部消化管内視鏡検査を施行されたが異常なし.一時黒色便は消失したが同年4月より再度黒色便が出現し,貧血の進行を認めたため当院へ紹介され受診となった.検査:202X年4月にRBC 335万/μL,Hb 10.5g/dL.臨床経過:202X年4月に小腸カプセル内視鏡検査(Fig.1),ダブルバルーン小腸内視鏡検査(double balloon enteroscopy ; DBE,Fig.2),小腸X線造影検査(Fig.3).

参考文献

1)平井郁仁,別府孝浩,松井敏幸.小腸腫瘍性疾患における診断の進歩—カプセル内視鏡とバルーン内視鏡による診断の現状を中心に.日消誌 110:1214-1224, 2013
2)川崎啓祐,鳥巣剛弘,蔵原晃一,他.小腸悪性腫瘍の臨床.胃と腸 55:1349-1359, 2020
3)村野実之,川上研,山内宏哲,他.小腸腫瘍性疾患—内分泌細胞腫瘍(カルチノイド,内分泌細胞癌).胃と腸 43:547-552, 2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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