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文献詳細

雑誌文献

胃と腸58巻10号

2023年10月発行

増大号 「胃と腸」式 読影問題集2023 応用と発展—考える画像診断が身につく

小腸 8 Cases

Case 4

著者: 福本晃1 永田信二2 青山大輝2 金子真弓3

所属機関: 1広島市立北部医療センター安佐市民病院内視鏡内科 2広島市立北部医療センター安佐市民病院消化器内科 3広島市立北部医療センター安佐市民病院病理診断科

ページ範囲:P.1350 - P.1353

文献概要

臨床情報 
70歳代,女性.主訴:貧血.既往歴:20XX−5年に子宮頸癌に対して放射線化学療法,20XX−2年に左肺転移再発に対して手術.現病歴:近医で軽度の貧血を指摘され,20XX年10月に,当科へ紹介され受診した.同月に上下部消化管内視鏡検査を施行され,明らかな出血源を認めなかった.11月に小腸精査目的にて,再度,当科へ紹介され受診となった.血液検査:WBC 4,170/μL,RBC 427×104/μL,Hb 11.0g/dL,Ht 35.3%,Fe 31μg/dL,TIBC 362μg/dL,UIBC 331μg/dL,フェリチン56ng/mL.臨床経過:20XX年12月に経肛門的ダブルバルーン小腸内視鏡検査(double-balloon enteroscopy ; DBE)および内視鏡下ガストログラフィン®造影を施行した.

参考文献

1)松野雄一,梅野淳嗣,冬野雄太,他.炎症性腸疾患の画像所見と鑑別診断—輪状潰瘍.胃と腸 56:1527-1533, 2021
2)高橋索真,安藤翠,中村聡子,他.放射線性小腸炎.日臨 80:428-433, 2022
3)山田健太朗,山村健史,中村正直,他.転移性小腸腫瘍の画像診断・形態学的特徴.胃と腸 57:1018-1026, 2022
4)蔵原晃一,大城由美,岡本康治,他.消化管アミロイド−シスの臨床像—画像診断を中心に—アミロイドーシスの小腸病変の特徴.胃と腸 49:311-319, 2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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