文献詳細
増大号 「胃と腸」式 読影問題集2023 応用と発展—考える画像診断が身につく
小腸 8 Cases
Case 4
著者: 福本晃1 永田信二2 青山大輝2 金子真弓3
所属機関: 1広島市立北部医療センター安佐市民病院内視鏡内科 2広島市立北部医療センター安佐市民病院消化器内科 3広島市立北部医療センター安佐市民病院病理診断科
ページ範囲:P.1350 - P.1353
文献概要
70歳代,女性.主訴:貧血.既往歴:20XX−5年に子宮頸癌に対して放射線化学療法,20XX−2年に左肺転移再発に対して手術.現病歴:近医で軽度の貧血を指摘され,20XX年10月に,当科へ紹介され受診した.同月に上下部消化管内視鏡検査を施行され,明らかな出血源を認めなかった.11月に小腸精査目的にて,再度,当科へ紹介され受診となった.血液検査:WBC 4,170/μL,RBC 427×104/μL,Hb 11.0g/dL,Ht 35.3%,Fe 31μg/dL,TIBC 362μg/dL,UIBC 331μg/dL,フェリチン56ng/mL.臨床経過:20XX年12月に経肛門的ダブルバルーン小腸内視鏡検査(double-balloon enteroscopy ; DBE)および内視鏡下ガストログラフィン®造影を施行した.
参考文献
掲載誌情報