文献詳細
増大号 「胃と腸」式 読影問題集2023 応用と発展—考える画像診断が身につく
小腸 8 Cases
Case 8
著者: 馬場重樹1 髙橋憲一郎2 西田淳史2 九嶋亮治3 安藤朗2
所属機関: 1滋賀医科大学基礎看護学講座 2滋賀医科大学消化器内科 3滋賀医科大学病理学講座(人体病理学部門)
ページ範囲:P.1366 - P.1369
文献概要
50歳代,男性.主訴:CA19-9高値.既往歴:特記事項なし.現病歴:検診の血液検査でCA19-9高値を指摘された.上・下部消化管内視鏡検査では異常なし.PET-CT(positron emission tomography with computed tomography)を保険診療外で実施され腸間膜に集積を認めたため,紹介され受診となった(Fig.1).検査:CA19-9 559U/mL(異常値),CEA 2.2ng/mL,DUPAN-2 25U/mL以下,可溶性IL-2受容体262U/mL.臨床経過:カプセル小腸内視鏡検査(Fig.2),経口シングルバルーン小腸内視鏡検査(Fig.3)を施行した.
参考文献
掲載誌情報