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編集後記 フリーアクセス
著者: 新井冨生1
所属機関: 1東京都健康長寿医療センター病理診断科
ページ範囲:P.365 - P.365
かつて食道癌の治療法として開胸外科的切除術が主流であったが,医学の発達とともに化学放射線療法,内視鏡的切除術などの選択肢が増えてきた.特に表在癌に対しては低侵襲性の内視鏡的切除法が開発され,2008年に食道ESDが保険収載された.その後,内視鏡ESDを実施した患者の瘢痕部およびその近傍に新たな病変が認識されるようになってきた.この経緯について,序説の小山論文が簡潔にまとめている.また,序説では今後の課題についても言及され,本号の注目点を解説している.
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