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文献詳細

雑誌文献

胃と腸58巻4号

2023年04月発行

増大号 「胃と腸」式 読影問題集2023 基本と応用—考える画像診断が身につく

咽頭・食道 9 Cases

Case 7

著者: 前田有紀1 小野裕之1 下田忠和2

所属機関: 1静岡県立静岡がんセンター内視鏡科 2静岡県立静岡がんセンター病理診断科

ページ範囲:P.396 - P.399

文献概要

臨床情報 
80歳代,男性.主訴:なし.高血圧,高脂血症のため近医通院中であった(常用薬:アムロジピン,ロスバスタチン).嗜好歴:飲酒はアルコール60g/day×約60年,喫煙は15本/day×約60年.X年7月に,近医で検診目的に上部消化管内視鏡検査(esophagogastroduodenoscopy ; EGD)を施行し,食道に隆起性病変を認めた.隆起部から採取した生検の病理組織学的診断はsquamous epitheliumであり,腫瘍性変化は認めなかった.精査目的に当科を受診した.X年8月,EGDおよび超音波内視鏡検査(endoscopic ultrasonography ; EUS)を施行し,ボーリング生検を行った.X年9月に,内視鏡的粘膜下層剝離術(endoscopic submucosal dissection ; ESD)を施行した.

参考文献

1)幕内博康,島田英雄,千野修,他.特殊組織型の食道癌—内視鏡の立場から.胃と腸 40:320-336, 2005
2)門馬久美子,藤原純子,加藤剛,他.隆起型食道腫瘍の鑑別診断—内視鏡の立場から.胃と腸 48:292-307, 2013
3)竹内学,渡邉玄,小林正明,他.通常・色素およびNBI併用拡大内視鏡が診断に有用であった食道類基底扁平上皮癌の1例.胃と腸 48:355-361, 2013
4)高橋亜紀子,小山恒男.表在型食道類基底細胞癌の内視鏡診断—病理学的根拠を踏まえ.胃と腸 54:1390-1398, 2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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