胃と腸58巻4号

2023年04月発行

増大号 「胃と腸」式 読影問題集2023 基本と応用—考える画像診断が身につく

胃　14 Cases

Case 13

著者： 水江龍太郎¹ 蔵原晃一¹ 大城由美²

所属機関： ¹松山赤十字病院胃腸センター ²松山赤十字病院病理診断科

ページ範囲：P.456 - P.459

文献概要

臨床情報　
60歳代，男性．主訴：なし．既往歴：鼠径ヘルニア（40歳代，手術）．家族歴：特記事項なし．現病歴：検診の胃X線造影検査で異常を指摘されたため，当科へ紹介され受診となった．来院時身体所見：身長169.6cm，体重69.5kg．腹部は平坦・軟で，圧痛・自発痛なし.

参考文献

1）小林広幸．本邦における消化管結核の現況—近年の本邦報告例の解析．胃と腸　52：145-156, 2017

2）八板弘樹，蔵原晃一，大城由美，他．全身性リンパ節腫大を伴った胃結核の1例．胃と腸　52：217-224, 2017

3）五十嵐公洋，角嶋直美，小野裕之．非腫瘍性疾患：胃結核．胃と腸　50：788-791, 2015

4）蔵原晃一．上部消化管感染症の内視鏡診断．胃と腸　54：1587-1591, 2019

5）小林広幸，渕上忠彦，堺勇二，他．Helicobacter pyloriに起因しないとされる胃粘膜病変の形態—Crohn病以外の肉芽腫性病変．胃と腸　41：1061-1067, 2006

6）加納佑一，山本英子，内藤岳人，他．高齢者に発症した胃結核の1例．日消誌　115：985-995, 2018