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文献詳細

雑誌文献

胃と腸58巻4号

2023年04月発行

増大号 「胃と腸」式 読影問題集2023 基本と応用—考える画像診断が身につく

小腸 7 Cases

Case 7

著者: 梅野淳嗣1 川崎啓祐1 川床慎一郎12

所属機関: 1九州大学大学院医学研究院病態機能内科学 2九州大学大学院形態機能病理学

ページ範囲:P.522 - P.525

文献概要

臨床情報 
60歳代,男性.主訴は右下腹部痛.既往歴は,糖尿病,陳旧性脳梗塞.2013年頃から時々右下腹部痛を認めていた.2015年6月に近医で施行された下部消化管内視鏡検査で回盲弁および終末回腸に異常を指摘された.精査加療目的で同年8月に当科へ紹介され受診となり,経口小腸X線造影検査と下部消化管内視鏡検査を行った.2013年頃は口内炎を時々認めていたが当科受診時には認めなかった.発熱,陰部潰瘍はなく,非ステロイド性抗炎症薬(nonsteroidal anti-inflammatory drugs ; NSAIDs)の内服歴もない.血液検査所見では,WBC 12,210/μl,Hb 12.0g/dl,Plt 32.5万/μl,TP 6.9g/dl,Alb 3.6g/dl,CRP 1.75mg/dl,ESR 58mm/hrであった.

参考文献

1)梁井俊一,中村昌太郎,川崎啓祐,他.小腸の非腫瘍性疾患—腸管Behçet病/単純性潰瘍.胃と腸 54:496-503, 2019
2)松浦稔,久松理一.炎症性腸疾患の画像所見と鑑別診断—打ち抜き様潰瘍(多発/単発).胃と腸 56:1535-1540, 2021

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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