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増大号 「胃と腸」式 読影問題集2023 基本と応用—考える画像診断が身につく 全消化管 3 Cases
Case 1
著者: 卜部祐司1 岡志郎2 田中信治3
所属機関: 1広島大学病院消化器内視鏡医学講座 2広島大学病院消化器内科 3広島大学病院内視鏡診療科
ページ範囲:P.578 - P.581
文献購入ページに移動70歳代,男性.主訴は便潜血.既往歴は特記事項なし.家族歴は父親が食道癌,母親が子宮体癌と大腸癌,姉が乳癌.20XX年11月に近医にて上記主訴の精査目的で大腸内視鏡検査(colonoscopy ; CS)を施行された.横行結腸に潰瘍を伴う隆起性病変を,全大腸内に20個以上の扁平隆起性病変を指摘された.同年12月に精査加療目的で当科へ紹介され受診となり,精査CSと注腸X線造影検査を施行した(Fig.1〜4).
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