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文献詳細

雑誌文献

胃と腸59巻10号

2024年10月発行

増大号 炎症性腸疾患2024

主題 炎症性腸疾患の画像所見

Crohn病の小腸・大腸内視鏡所見

著者: 渡辺憲治12 高嶋祐介23 伊藤顕太郎134 渡邊かすみ134 皆川知洋25

所属機関: 1富山大学炎症性腸疾患内科 2富山大学附属病院IBDセンター 3富山大学第三内科 4富山赤十字病院消化器内科 5富山大学消化器・腫瘍・総合外科

ページ範囲:P.1409 - P.1413

文献概要

要旨●本邦のCrohn病診断基準は欧米に比べ,画像検査所見を主体に主要所見と副所見の組み合わせで,明確に確診例と疑診例の診断基準を示している特徴がある.正確な診断は診療の基盤であり,精度の高い内視鏡検査で,自分で診断できるように学ぶ必要がある.Crohn病においては小腸や直腸肛門部の観察も重要で,各種内視鏡検査の特徴と注意点を理解して検査を施行すべきである.

参考文献

1)厚生労働科学研究費補助金難治性疾患等政策研究事業「難治性炎症性腸管障害に関する調査研究」(久松班).潰瘍性大腸炎・クローン病診断基準・治療指針,令和5年度改訂版.令和5年度分担研究報告書,2024
2)松本主之,久松理一,江﨑幹宏,他.炎症性腸疾患内視鏡診療ガイドライン.Gastroenterol Endosc 66:1387-1426, 2024
3)渡辺憲治,細見周平,野口篤志,他.クローン病におけるカプセル内視鏡の意義と課題—適正使用に向けて.日消誌 112:1259-1269, 2015
4)渡辺憲治,樋田信幸,中村志郎.炎症性腸疾患関連腫瘍サーベイランスの精度向上に向けて.日消誌 116:878-890, 2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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