文献詳細
文献概要
増大号 消化管疾患の分類2024
序説
著者: 松本主之1
所属機関: 1岩手医科大学医学部内科学講座消化器内科分野
ページ範囲:P.409 - P.409
文献購入ページに移動 今回の「胃と腸」増大号は,2019年に発行された「消化管疾患の分類2019—使い方,使われ方」の改訂版として,最新の消化管疾患分類法を集約したものである.前回の増刊号は,「胃と腸」誌として初めて「消化管疾患の分類」に特化した企画であったが,消化管を専門とする臨床医や病理医にとって有用な情報を満載したものとして高く評価していただいた.今回は,その後の4年間に新たに提案された,あるいは改訂された分類を含め内容を大幅にブラッシュアップした.up-to-dateな情報を提供できたものと確信している.
さて,臨床医学においては診療ガイドラインに準じた診断・治療が基本と考えられている.ガイドライン作成の基本となるのはエビデンスに基づいた“分類”であり,“分類”と“診断”はほぼ同義語と考えられる.このように,理論的に構築された“分類”は医学における臨床・基礎研究の集大成と考えるのが妥当であろう.
さて,臨床医学においては診療ガイドラインに準じた診断・治療が基本と考えられている.ガイドライン作成の基本となるのはエビデンスに基づいた“分類”であり,“分類”と“診断”はほぼ同義語と考えられる.このように,理論的に構築された“分類”は医学における臨床・基礎研究の集大成と考えるのが妥当であろう.
掲載誌情報