文献詳細
文献概要
増大号 消化管疾患の分類2024 咽頭・食道 アカラシア
食道アカラシアの分類
著者: 小山恒男1 高橋亜紀子1
所属機関: 1佐久医療センター内視鏡内科
ページ範囲:P.436 - P.438
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「アカラシア取扱い規約 第4版」1)では,アカラシアを“下部食道括約筋の弛緩不全と食道体部の蠕動運動の障害を認める原因不明の食道運動機能障害”と定義している.また,食道X線造影所見および内視鏡所見に関して以下のように定めている.
・食道X線造影所見
食道の拡張・蛇行
食物残渣やバリウムの食道内停留
食道胃接合部の平滑な狭小像
胃泡の消失あるいは減少
食道の異常運動の出現
・上部消化管内視鏡所見
食道内腔の拡張
食物残渣や液体の貯留
食道粘膜の白色化・肥厚
食道胃接合部の機能的狭窄
食道の異常収縮波の出現
「アカラシア取扱い規約 第4版」1)では,アカラシアを“下部食道括約筋の弛緩不全と食道体部の蠕動運動の障害を認める原因不明の食道運動機能障害”と定義している.また,食道X線造影所見および内視鏡所見に関して以下のように定めている.
・食道X線造影所見
食道の拡張・蛇行
食物残渣やバリウムの食道内停留
食道胃接合部の平滑な狭小像
胃泡の消失あるいは減少
食道の異常運動の出現
・上部消化管内視鏡所見
食道内腔の拡張
食物残渣や液体の貯留
食道粘膜の白色化・肥厚
食道胃接合部の機能的狭窄
食道の異常収縮波の出現
参考文献
1)日本食道学会(編).食道アカラシア取扱い規約 第4版.金原出版,2012
2)Fox MR, Sweis R, Yadlapati R, et al. Chicago classification version 4.0? technical review:Update on standard high-resolution manometry protocol for the assessment of esophageal motility. Neurogastroenterol Motil 33:e14120, 2021
3)日本消化管学会(編).食道運動障害診療指針.南江堂,2016
4)Eckardt VF, Aignherr C, Bernhard G. Predictors of outcome in patients with achalasia treated by pneumatic dilation. Gastroenterology 103:1732-1738, 1992
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