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文献詳細

雑誌文献

胃と腸59巻4号

2024年04月発行

文献概要

増大号 消化管疾患の分類2024 咽頭・食道 食道裂孔ヘルニア

食道裂孔ヘルニアの分類

著者: 近藤真之1 郷田憲一2

所属機関: 1獨協医科大学医学部内科学(消化器)講座 2獨協医科大学病院消化器内視鏡センター

ページ範囲:P.440 - P.441

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定義
 食道裂孔ヘルニアとは,胸腔と腹腔を隔てる横隔膜に存在する裂孔のうち,食道が通過する食道裂孔を通じて,腹腔内の臓器が胸腔内に脱出した状態であり,多くは胃の一部が脱出する.原因のほとんどが後天性であり,横隔膜食道靱帯の加齢に伴う脆弱化や肥満による腹腔内圧の上昇によることが多い.

参考文献

1)平嶋毅.食道の良性疾患.南江堂,pp 197-235, 1981
2)幕内博康.滑脱型食道裂孔ヘルニアの臨床的研究-診断基準と程度分類を中心に.日消誌 79:1557-1567, 1982
3)Hill LD, Kozarek RA, Kraemer SJ, et al. The gastroesophageal flap valve:in vitro and in vivo observations. Gastrointest Endosc 44:541-547, 1996

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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