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文献詳細

雑誌文献

胃と腸59巻4号

2024年04月発行

増大号 消化管疾患の分類2024

咽頭・食道 感染性食道炎

カンジダ食道炎の重症度分類(Kodsi分類)

著者: 高橋亜紀子1 小山恒男1

所属機関: 1佐久医療センター内視鏡内科

ページ範囲:P.460 - P.461

文献概要

定義
 カンジダは,口腔・食道・腸管の常在菌であり,Candida albicansが90%以上とされている.食道カンジダ症軽症例では無症状で基礎疾患を伴わない.しかし,中等症以上では嚥下障害,嚥下時痛,胸焼けなどの症状が出現し,免疫抑制を来すHIV(human immunodeficiency virus)感染,ステロイドや免疫抑制薬の使用,悪性疾患,糖尿病など基礎疾患が存在している可能性が高い.
 内視鏡所見の分類は,1976年にカンジダ食道炎に関する研究で定義されたKodsi分類1)が,よく用いられている.

参考文献

1)Kodsi BE, Wickremesinghe C, Kozinn PJ, et al. Candida esophagitis:a prospective study of 27 cases. Gastroenterology 71:715-719, 1976
2)高橋亜紀子,小山恒男.感染性食道炎—食道カンジダ症.胃と腸 54:1610-1613, 2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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