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増大号 消化管疾患の分類2024 咽頭・食道 感染性食道炎
カンジダ食道炎の重症度分類(Kodsi分類)
著者: 高橋亜紀子1 小山恒男1
所属機関: 1佐久医療センター内視鏡内科
ページ範囲:P.460 - P.461
文献購入ページに移動カンジダは,口腔・食道・腸管の常在菌であり,Candida albicansが90%以上とされている.食道カンジダ症軽症例では無症状で基礎疾患を伴わない.しかし,中等症以上では嚥下障害,嚥下時痛,胸焼けなどの症状が出現し,免疫抑制を来すHIV(human immunodeficiency virus)感染,ステロイドや免疫抑制薬の使用,悪性疾患,糖尿病など基礎疾患が存在している可能性が高い.
内視鏡所見の分類は,1976年にカンジダ食道炎に関する研究で定義されたKodsi分類1)が,よく用いられている.
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