文献詳細
文献概要
増大号 消化管疾患の分類2024 胃 胃癌
壁深達度分類(X線診断)
著者: 外山雄三1 長浜隆司1
所属機関: 1新東京病院消化器内科
ページ範囲:P.495 - P.497
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壁深達度として頻用される分類としては,中村1)による胃癌のSM浸潤の肉眼所見を参考に,馬場2)がSM以深浸潤のX線造影所見を整理したものが挙げられる(Table 1).また,側面変形については牛尾ら3)が報告した消化管癌の側面変形の分類が多く使用されている(Fig.1).
壁深達度として頻用される分類としては,中村1)による胃癌のSM浸潤の肉眼所見を参考に,馬場2)がSM以深浸潤のX線造影所見を整理したものが挙げられる(Table 1).また,側面変形については牛尾ら3)が報告した消化管癌の側面変形の分類が多く使用されている(Fig.1).
参考文献
1)中村恭一.陥凹型早期胃癌の粘膜下組織浸潤の肉眼所見.胃と腸 17:219-221, 1982
2)馬場保昌.胃癌のX線深達度診断の指標.「胃と腸」編集委員会(編).胃と腸ハンドブック.医学書院,pp 154-165, 1992
3)牛尾恭輔,後藤裕夫,村松幸男,他.消化管癌のX線診断における側面変形の意義—二重造影による深達度診断.胃と腸 21:27-41,1986
4)吉田裕司,市川平三郎.胃X線診断の考え方と進め方 第2版.医学書院,1998
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