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文献概要
増大号 消化管疾患の分類2024 小腸・大腸 大腸腫瘍
大腸生検組織診断分類(Group分類)
著者: 藤原美奈子1
所属機関: 1九州医療センター臨床検査科病理・病理診断科
ページ範囲:P.547 - P.548
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「大腸癌取扱い規約 第9版」(2018年)1)によると,大腸生検組織診断分類(Group分類)は大腸の内視鏡的生検材料(hot biopsyも含む)の病理組織診断において,病変の診断(疾患)区分を明確にすることを目的として,作成された分類である(Table 1).その対象は生検材料のみであり,ポリペクトミー材料や内視鏡的粘膜切除材料,内視鏡的粘膜下層剝離材料,外科的切除材料には用いない.またGroup分類は上皮性病変にのみ用い,非上皮性病変(リンパ腫や間葉系腫瘍)には用いない.
「大腸癌取扱い規約 第9版」(2018年)1)によると,大腸生検組織診断分類(Group分類)は大腸の内視鏡的生検材料(hot biopsyも含む)の病理組織診断において,病変の診断(疾患)区分を明確にすることを目的として,作成された分類である(Table 1).その対象は生検材料のみであり,ポリペクトミー材料や内視鏡的粘膜切除材料,内視鏡的粘膜下層剝離材料,外科的切除材料には用いない.またGroup分類は上皮性病変にのみ用い,非上皮性病変(リンパ腫や間葉系腫瘍)には用いない.
参考文献
1)大腸癌研究会(編).大腸癌取扱い規約 第9版.金原出版,2018
2)大腸癌研究会(編).臨床・病理 大腸癌取扱い規約 第1版.金原出版,1977
3)大腸癌研究会(編).大腸癌取扱い規約 第7版補訂版.金原出版,2009
4)Schlemper RJ, Riddel RH, Kato Y, et al. The Vienna classification of gastrointestinal epithelial neoplasia. Gut 47:251-255, 2000
5)八尾隆史.Vienna分類と胃と大腸のGroup分類.胃と腸 52:741-742, 2017
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