胃と腸59巻4号

2024年04月発行

増大号 消化管疾患の分類2024

小腸・大腸 Crohn病

病型分類

著者： 久能宣昭¹ 平井郁仁²

所属機関： ¹福岡大学医学部消化器内科 ²福岡大学医学部消化器内科学講座

ページ範囲：P.575 - P.575

文献概要

定義
　Crohn病（Crohn's disease ; CD）の病型分類は病変部位や病態を的確に把握するために使用され，本邦では縦走潰瘍，敷石像または狭窄の存在部位により，小腸型，小腸大腸型，大腸型，特殊型に分類される．また，疾患パターンに応じて，炎症型，瘻孔形成型，狭窄型に分類される（Table 1）^1）．

参考文献

1）平井郁仁．クローン病診断基準（2023年3月改定）．「難治性炎症性腸管障害に関する調査研究」（久松班）令和4年度分担研究報告書．pp 31-34, 2023

2）渡辺晃．診断基準分科会報告．厚生省特定疾患クローン病調査研究班昭和51年度業績集．pp 4-7, 1977

3）Satsangi J, Silverberg MS, Vermeire S, et al. The Montreal classification of inflammatory bowel disease：controversies, consensus, and implications. Gut　55：749-753, 2006