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文献詳細

雑誌文献

胃と腸59巻8号

2024年08月発行

今月の主題 臨床と病理のマリアージュ

主題

消化管内視鏡切除標本の切り出し法

著者: 名和田義高1 鈴木康介1 五十嵐公洋1 濱本英剛1 松田知己1

所属機関: 1一般財団法人厚生会仙台厚生病院消化器内科

ページ範囲:P.1065 - P.1075

文献概要

要旨●治療前の内視鏡診断を細かく検証するには美麗なマクロ像が必要となる.美麗なマクロ像を得るためには,きれいに内視鏡治療をすることが大切である.内視鏡的切除標本は比較的小さい被写体のため,マクロ像撮影には適切な機材が必要となる.撮影機材の考え方と切除標本の取り扱いについて解説する.

参考文献

1)八尾建史.胃拡大内視鏡.日本メディカルセンター,p 29, 2009
2)名和田義高,市原真,平澤大,他.Narrow band imagingで緑色を呈し,拡大観察後も一部で厳密な範囲診断が困難であった除菌後発見胃癌の1例.胃と腸 57:96-104, 2022
3)北村陽子,福本晃平,岸埜高明,他.内視鏡医に必要なESD切除標本の取り扱い方—切除標本からより多くを学ぶために.Gastroenterol Endosc 61:2634-2645, 2019
4)二村聡.消化管切除標本の取り扱いとマクロ写真撮影について—基本的な作法を中心に.胃と腸 45:151-162, 2010
5)名和田義高.絶対に知っておくべき!切除標本の扱いとマクロ像の撮り方—内視鏡医の立場から.拡大内視鏡×病理対比診断研究会アトラス作成委員会(編).百症例式—胃の拡大内視鏡×病理対比アトラス.医学書院.pp 19-26, 2021

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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