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文献詳細

雑誌文献

胃と腸6巻1号

1971年01月発行

文献概要

今月の主題 隆起性早期胃癌 主題

Ⅰ型のX線診断

著者: 望月福治1 北川正伸1 久道茂1 野崎公男1 森川治三1

所属機関: 1東北大学医学部山形内科

ページ範囲:P.29 - P.35

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はじめに

 早期胃癌の肉眼的分類が設定された頃,表面陥凹型に比べⅠ型早期胃癌(以下Ⅰ型と略す)の診断は容易なものであろうと予想されたが,実際は良性ポリープとの鑑別が容易でないことがしばしば経験された.

 その後,胃細胞診に加え胃生検が胃疾患の診断の場に広く応用され,一方,X線診断の分野でも山田1)の胃隆起性病変の診断を基礎に新しい知見が報告されるようになった.

 ここでは筆者らの2,3の症例を供覧するとともに,これらの知見にふれながら日常診療の立場からⅠ型のX線診断の基本的考え方について述べたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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