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文献詳細

雑誌文献

胃と腸6巻1号

1971年01月発行

技術解説

隆起性早期胃癌の生検

著者: 上野恒太郎1

所属機関: 1東北大学医学部山形内科

ページ範囲:P.91 - P.94

文献概要

1.どのような隆起型を生検の対象とするか

 胃の隆起性病変を見つけ出すことは,現在の胃内視鏡または胃レ線検査にとって難しいことではない.しかし癌かどうかの質的診断,ことに隆起型早期胃癌の診断は内視鏡診断のみでは難しいことがある.

 直視下胃生検を行なった305個の胃隆起性病変について,その形態的特徴と生検組織診断との関係をみると,癌は,Ⅱ型(山田の隆起型分類)で蒼白色調を呈する群とⅣ型で赤色調を呈する群とにとくに多い傾向がみられる(表1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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