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文献詳細

雑誌文献

胃と腸6巻11号

1971年10月発行

文献概要

研究

胃の非上皮性腫瘍の細胞診

著者: 竹中正治1 谷田秀1 宗像雅丈1 竹内隆1 佐々木義夫1

所属機関: 1鳥取大学医学部第1外科教室

ページ範囲:P.1475 - P.1481

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はじめに

 筆者らの教室における胃の非上皮性腫瘍は25例で,そのうち3例の胃壁内迷入膵および3例の炎症性肉芽腫を含んでいる.これは教室の切除胃2,400例に対して,約1%の頻度にあたる.明らかな良性腫瘍例は11例で,8例は胃原発性悪性リンパ腫である.これらの非上皮性腫瘍は術前の胃X線検査,内視鏡によっても,胃癌との鑑別の困難な症例が多く,これらの症例の19例に細胞診を施行した.その経験例をもとに胃癌と鑑別すべき細胞について,悪性リンパ腫例を中心に述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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