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文献詳細

雑誌文献

胃と腸6巻12号

1971年11月発行

文献概要

今月の主題 症例・研究特集 症例

Ⅱb+Ⅱc型早期胃癌の1例

著者: 西村新吉1 藤田良樹1 木村安行1 中田太志1 末富一臣1 西村早苗1 桜井孝1

所属機関: 1山口大学医学部放射線医学教室

ページ範囲:P.1551 - P.1555

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はじめに

 胃癌診断法が著しく進歩したとはいえ,Ⅱb型早期胃癌の術前診断例は甚だ少ない.その大部分は癌や潰瘍などの他の合併病変によって手術し,偶然発見されたもので,一般には約2cm以下の比較的小さなものが多く,切除胃の肉眼所見でも判定不能なものが殆んどである.本症例はⅡb+Ⅱc型早期胃癌のⅡc病変が最初Ⅱa様病変として認識され,その後の精検でⅡc病変と診断し切除を行ない,Ⅱb+Ⅱc型早期胃癌と確認されたものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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