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微小早期胃癌の内視鏡診断
著者: 大柴三郎1
所属機関: 1東北大学医学部山形内科
ページ範囲:P.1556 - P.1556
文献購入ページに移動 病巣の拡がりが10mm×10mm程度の小胃癌を微小胃癌と考えまして,筆者らの経験した症例についてまとめて考えてみます.
病巣が10mm×10mm以内の深部深達小胃癌は稀れにはみられますが,そのほとんどすべては早期胃癌といってよいと思います.微小胃癌の内視鏡診断を論ずるためには,ごく早い時期の胃癌と考えられるⅡbの診断に近づいてゆかなければなりません.本年度総会で取り上げられたⅡbのシンポジウムでも,いわゆる典型Ⅱbは,研究者によって多少の違いがありますが,厳密に定義する立場を取れば,内視鏡では現在のところ診断はできないであろうといわれています.
病巣が10mm×10mm以内の深部深達小胃癌は稀れにはみられますが,そのほとんどすべては早期胃癌といってよいと思います.微小胃癌の内視鏡診断を論ずるためには,ごく早い時期の胃癌と考えられるⅡbの診断に近づいてゆかなければなりません.本年度総会で取り上げられたⅡbのシンポジウムでも,いわゆる典型Ⅱbは,研究者によって多少の違いがありますが,厳密に定義する立場を取れば,内視鏡では現在のところ診断はできないであろうといわれています.
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