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生検装置の改良により,胃内のほとんどあらゆる部位から組織片の採取が行なえるようになった.そしてまた,生検の合併症が少ないことより,この検査法が著しく普及して来た.そして嘗て顕微鏡レベルの検査法として胃診断学の一翼をになっていた細胞診と,生検法といずれがよいかという議論が一部で行なわれている.われわれはこれまで,細胞診と生検を併用して検査を行なって来ているので,この問題についての見解を述べてみたい.
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