文献詳細
今月の主題 陥凹性早期胃癌
B.診断困難例の克服 主題
陥凹性早期胃癌診断困難例の克服―FGS生検を中心に
著者: 福地創太郎1 檜山護2 中島哲二3 吉田貞利3 高瀬秀朗4
所属機関: 1虎ノ門病院消化器科 2虎ノ門病院一般外科 3虎ノ門病院放射線診断学科 4ブリジストン東京病院
ページ範囲:P.191 - P.201
文献概要
他方種々の良性病変が早期胃癌と紛らわしい所見を呈することは,実際にはかなり多い.したがってX線ないし内視鏡で発見された病変が良性か悪性かを鑑別する際,癌もしくは良性と診断してほとんど100%誤りないと確信しうる症例の他に,第一に恐らく癌と思われるが,良性の可能性もなしとしない症例.第二にどちらかというと良性と考えられるが,癌の可能性も否定しえないという症例にしばしば遭遇する.
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