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文献詳細

雑誌文献

胃と腸6巻2号

1971年02月発行

文献概要

今月の主題 陥凹性早期胃癌 B.診断困難例の克服 主題

陥凹性早期胃癌診断困難例の克服―細胞診を中心に

著者: 奥井勝二1 庵原昭一1 岩瀬亀夫1 原久弥1 秋岡武承1 藤田昌宏1 伊藤文雄1 海老沼光治1 増田豁1 西沢護2 日暮協3

所属機関: 1千葉大学医学部第1外科 2千葉大学医学部第1内科 3千葉県対癌協会

ページ範囲:P.203 - P.210

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 胃癌早期診断の進歩はめざましく,早期胃癌として診断される病変は漸次小さくなり,病変の直径1cm以下の微小病変も的確に診断されるようになった.しかし胃内のいかなる部位の微小病変も存在診断は可能となったが,その良性・悪性の鑑別には生検・細胞診によらなければならない.また生検・細胞診の立場でも境界領域病変の診断にはなお多くの問題があり,胃生検検討会,各種の研究会などで種々議論されていることは周知のところである.

 本稿では陥凹型早期胃癌の診断困難例ないし限界例について,細胞診の立揚から症例をあげて検討してみる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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