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文献詳細

雑誌文献

胃と腸6巻3号

1971年03月発行

文献概要

早期胃癌と紛らわしい症例

病理学的立場からみて早期胃癌と紛らわしい病変について

著者: 吉井隆博1

所属機関: 1日本医科大学病理学教室

ページ範囲:P.335 - P.341

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はじめに

 早期胃癌も定型的なものから非定型的なものまで,個々の症例においては千差万別で,また一方,慢性胃炎による胃小区の変形,びらん,潰瘍,その他の胃疾患による粘膜変化の多彩性にも驚きの目を見はることがある.そして,ある病変の形態的特徴を規定することの困難さを痛感する.しかし,さらに詳細な観察をすることによって表面的に類似した病変相互の差異を発見し,誤診をまぬがれるよう勉強を続けなければならない.このような点から,早期胃癌各型に類似した病変のうち,代表的なものをそれぞれ2,3選び肉眼的,組織学的に検討してみた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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