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文献詳細

雑誌文献

胃と腸6巻4号

1971年04月発行

文献概要

症例

線状潰瘍に合併した早期胃癌(Ⅲ+Ⅱc)の1例

著者: 永瀬敏行1 大久保春男1

所属機関: 1社会保険船橋中央病院内科

ページ範囲:P.455 - P.459

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 一般に線状潰瘍と早期胃癌との合併は少ないとされている.この例は胃レ線での描写は難しかったが,胃内視鏡診断では割合に容易に悪性像を把握された.しかし,きめ手になるべき胃生検検査では癌細胞が検出され得ず,手術後の切除標本の肉眼的観察でも悪性変化の把握が難しかった.また軽い慢性膵炎も証明され,長年の自覚症状は,いわゆる膵庇護療法を行なうことで手術前に消失してしまうなど,種々の示唆を与えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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