文献詳細
症例
異型上皮と低いⅡa+Ⅱc(一部非癌性)とが,独立して胃前壁に存在した1例
著者: 青山大三1 荻野彰久2 大原順三2 杉沢徹2
所属機関: 1大阪回生病院放射線科 2荻野病院
ページ範囲:P.461 - P.465
文献概要
患者:S. S. 47歳 男
主訴:胃集検で要精検とされたため,精検を希望して来院
現病歴:1969年11月15目に胃集検をうけ,前庭部に変形ありとされ,要精検とされたため,精検を希望して来院したが,自覚的にはなにも訴えなかった,
既往歴:著明な疾患はない.
家族歴:祖父は病名不明のまま死亡したが癌は否定されていない.祖母は胃癌で死亡.父は67歳で胃癌で死亡.弟は胃癌で死亡.長男は胃癌で死亡.母は現在健康であり,癌の遺伝はないようである.しかし,癌で死亡した人が家系の中で多いといえる.
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