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文献詳細

雑誌文献

胃と腸6巻4号

1971年04月発行

文献概要

技術解説

穿孔をおこしやすい十二指腸前壁潰瘍の診断の重要性

著者: 青山大三1

所属機関: 1大阪回生病院放射線科

ページ範囲:P.493 - P.496

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 本項では一般の消化管穿孔についてのべるのが妥当であろうが,範囲があまりにも広すぎるので,ここには一般臨床像がしばしば見のがしやすい十二指腸前壁潰瘍の診断についてのべることにする.

 十二指腸潰瘍が穿孔したとき,一般にはその患者はとりあえず外科を訪れることが多く,内科にまわされても,なんとなく穿孔だろうとされてすぐ外科にゆくのが多い.外科は最終までめんどうをみることになる.穿孔した患者が今まで一度も医師を訪れたことがない場合は仕方がないが,一度でも医師を訪れておれば患者は不信をいだくであろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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