文献詳細
文献概要
今月の主題 腸上皮化生 主題
腸上皮化生のレ線診断
著者: 青山大三1
所属機関: 1杏林大学医学部放射線科
ページ範囲:P.863 - P.868
文献購入ページに移動 腸上皮化生は古くから組織学的にみとめられている.また,この診断は組織学的につけられるべきであって,レ線,内視鏡,摘出胃肉眼所見でつけられるべきでないことは当然である.しかし,早期胃癌の肉眼的単位での診断は,一応重要であり,肉眼的単位の診断をまったく無視するわけにはいかない.一方,近年胃生検による診断が普及してきて,両方が相俟ってより精密になってきた.したがって,より微細な肉眼的単位の各所見の読みが要求されてくるようになってきた.
これらの意味で胃炎を読むときに,「レリーフ」単位から「胃小区」単位へと読みを深めてゆかなくてはならない.反面,胃小区を読んだとしても,細胞単位の診断がすべてわかるとはおもわない.このあたりの的中率が今後の問題になってくるようにおもわれる.
これらの意味で胃炎を読むときに,「レリーフ」単位から「胃小区」単位へと読みを深めてゆかなくてはならない.反面,胃小区を読んだとしても,細胞単位の診断がすべてわかるとはおもわない.このあたりの的中率が今後の問題になってくるようにおもわれる.
掲載誌情報