文献詳細
文献概要
症例
多発性陥凹性早期胃癌の1例
著者: 山崎信1 松本行雄1 打波六兵衛1 渡辺国重1 小坂政一1 津田昇志2
所属機関: 1福井県立病院外科 2大船共済病院外科
ページ範囲:P.897 - P.903
文献購入ページに移動患者:56歳,男
主訴:食後1~2時間しての上腹部痛
家族歴:特記すべきことがない.
既往歴:43歳,肺結核,酒,餅が好き.
現病歴:昭和43年2月,食後上腹部痛を認め,某医で胃潰瘍の診断を受け,1カ月位で軽快した.その後も時々服薬していた.昭和44年2月再び上腹部痛を認めるようになり,黒色の排便もあった.今度は胃角部潰瘍の診断で手術をすすめられ,昭和44年2月17日入院した.
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