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胃癌100年の歩み
著者: 高木国夫1
所属機関: 1癌研究会附属病院外科
ページ範囲:P.910 - P.910
文献購入ページに移動 昭和43年(1968年)は,明治元年(1868年)から丁度100年にあたりこの間の政治,経済,文化の面での発展が回顧された.医学の面でも同様でとくにわが国における癌死亡の半数をしめる胃癌に関して,昭和41年12月の第25回日本癌学会の特別展示に大阪厚生年金病院村上栄一郎先生らの努力によつて「日本における胃癌研究のあゆみ」がまとめられた(日本臨牀25:1513-1550, 1967).ことに最近の世界の尖端を行くに至った早期胃癌の研究をふくめた成果がまとめられている.日本における胃癌研究を,欧米の研究と共にながめてみると,明治元年(1868年)はドイツのKussmahlの硬式胃鏡が行なわれた年で,明治元年から100年間の胃癌研究を胃癌100年の歩みとして,病理,診断,治療の3本柱を1つの表にまとめてみた.
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