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文献詳細

雑誌文献

胃と腸6巻7号

1971年06月発行

文献概要

症例

胃癌に併存した胃の限局性サルコイドの1例

著者: 佐藤薫隆1 松林冨士男1

所属機関: 1佼成病院外科

ページ範囲:P.917 - P.925

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 近年,サルコイドージスは全身性疾患として注目され,肺門リンパ節,肺,眼,皮膚,表在リンパ節,骨,神経,唾液腺などに好発すると言われている1).消化管,とくに胃のサルコイドージス(または胃の限局性サルコイド)についての報告は少なく,欧米ではSchaumann(1936)2)の報告以来34例をWadina(1966)3)が,本邦では長村(1960)4)に始まってわずか7例5)~9)を集めるにすぎない.最近われわれは良性胃潰瘍の診断で手術した胃を精査した結果,病理組織学的に胃癌に胃サルコイドと思われる病変が共存していたので報告し,併せて文献的考察を行なってみる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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