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文献詳細

雑誌文献

胃と腸6巻8号

1971年07月発行

文献概要

今月の主題 幽門部(pyloric portion)の診断 主題

幽門前部潰瘍のX線診断

著者: 望月福治1 久道茂1 野崎公男1 山形紘1 白根昭男1 黄衍蕃1

所属機関: 1東北大学医学部山形内科

ページ範囲:P.1001 - P.1013

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はじめに

 胃の病変を,より微細に診断しようという努力は,最も病変の多い胃角部を中心として,高位や前壁の病変の診断をも可能にした.

 しかし,多くの研究者はつぎつぎと目標をかかげて,より高度の質的診断の可能性を求めて日夜努力を重ねている.

 こうしたなかで,胃前庭部の病変は変化が比較的強く現われる部位であるため,病変の特殊性が論じられているが,さらに,幽門近傍の病変になると疾患の数も少なく,その診断に関する報告も少ない.

 ここではあたえられた主題について,症例を供覧しながら幽門前部潰瘍のX線診断についていささか述べたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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