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文献詳細

雑誌文献

胃と腸6巻8号

1971年07月発行

文献概要

一頁講座

幽門輪の内視鏡観察

著者: 竹本忠良1

所属機関: 1東京女子医科大学消化器病センター

ページ範囲:P.1014 - P.1014

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 胃カメラの発達,ファイバースコープの登場によって,幽門輪を内視鏡的にみることが完全に解決したかというと決してそうではない.X線でもそうだが,内視鏡も沢山の問題をかかえている.

 Horwitzら(1929)によると,幽門の厚さは3.8~8.5mm,平均5.8mmで輪状筋が主体をなしており,輪状筋は幽門で終っているのに対し縦走筋は幽門の構成上役割がすくなく,かつその線維の一部は十二指腸の筋層にのびている,といわれている.輪状筋は幽門において2つのループを形成しており,ループは大彎側で分れているが,小彎側では結合して結び目をつくっている(Thompson1)の論文より引用).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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