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文献詳細

雑誌文献

胃と腸6巻8号

1971年07月発行

幽門部病変症例

Ⅱc+Ⅲ型早期胃癌を疑わせた幽門部病変

著者: 池田誠1

所属機関: 1池田外科胃腸科医院(静岡市)

ページ範囲:P.1044 - P.1045

文献概要

 患者:M.S. 38歳 男

 家族歴:父が肝臓癌にて死亡.

 概往歴:18歳にて腎盂炎.

 現症の経過 5年前に心窩部痛あり,12指腸潰瘍と言われ治療を受ける.4カ月前に再び軽い鈍痛,食思不振,黒色便などを訴えるも再三の検査にて診断困難,ついに幽門直前部に小さなニッシェ様像を認め,胃カメラにてⅡc+Ⅲの早期胃癌と考え手術を施行した.

 術前臨床検査成績 尿:蛋白(-),糖(-),ウロビリノーゲン(-).糞便:潜血(++),虫卵(-).血液:Hb.14.4g/dl,E. 452万/mm3,L. 8,900/mm3,Ht. 41%.血液化学:総蛋白量6.4g/dl,GOT.7.5,GPT.11,LDH.150,CCF(-).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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