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文献詳細

雑誌文献

胃と腸6巻8号

1971年07月発行

文献概要

一頁講座

陥凹型早期胃癌の内視鏡診断(2)―Ⅱc型早期胃癌

著者: 大柴三郎1

所属機関: 1東北大学医学部山形内科

ページ範囲:P.1046 - P.1046

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 早期胃癌のうちで,ある種の例を除いて,内視鏡的に診断し易い型の1つがⅡc型です.この,ある種の例といいますと,第1には,直径数mm程度の微小Ⅱc,次いで,良性単発性の大きいびらん…….これはわたくしの経験では2例しかありませんが,1例は生検でGroupⅢ,1例は再生上皮と診断されています.

 第3には再発性潰瘍の瘢痕です.これらの特殊の例については,Ⅱc型早期胃癌を疑い,生検組織によってのみ,確実な診断,除外ができます.これらの例外的症例を除けば,Ⅱc型早期胃癌は比較的内視鏡的に診断し易いといえます.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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