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症例
胃に多発性病変(進行癌,早期癌,異型上皮)が存在した1症例
著者: 武内俊彦1 村手浩1 田辺朗1 伊藤誠1 加藤紀生1 矢崎裕1 後藤和夫1 宮治真1 水野貴男2 比江島睦典2
所属機関: 1名古屋市立大学医学部第1内科 2名古屋市立大学医学部第1外科
ページ範囲:P.1053 - P.1058
文献購入ページに移動近年,胃疾患に対する診断技術の向上とともに,同一胃内に多発する病変についても術前に精確な診断が可能となってきた.筆者らは,胸痛を主訴として来院した患者の糞便潜血反応が陽性であったために,胃レ線,内視鏡検査を行なった結果,幽門前部から角上部にかけて3つの病変を認め,進行癌,早期癌,異型上皮の併存であった症例を経験したので若干の考察を加えて報告する.
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