文献詳細
症例
文献概要
はじめに
筆者らはレ線造影可能なBarium加Catgutを創案し,吻合部の全層縫合に使用し,術後吻合部の研究に役立てた1)~3).しかし,このCatgutの造影期間はせいぜい2週間止りであった.そこで,Bariumの代りに図1~2のごとき直径0.04~5mmの金または銀線維をCatgutに撚入することにより,Catgutの強靱度は失なわれず,造影度と造影期間を延長することができた.これを前回同様全層縫合に使用し,術後経過を追って経口的造影剤とあわせレ線検査を行ない,Barium加Catgut使用症例では得ることのできなかった数々の知見を得た.
筆者らはレ線造影可能なBarium加Catgutを創案し,吻合部の全層縫合に使用し,術後吻合部の研究に役立てた1)~3).しかし,このCatgutの造影期間はせいぜい2週間止りであった.そこで,Bariumの代りに図1~2のごとき直径0.04~5mmの金または銀線維をCatgutに撚入することにより,Catgutの強靱度は失なわれず,造影度と造影期間を延長することができた.これを前回同様全層縫合に使用し,術後経過を追って経口的造影剤とあわせレ線検査を行ない,Barium加Catgut使用症例では得ることのできなかった数々の知見を得た.
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