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症例
造影CatgutによるB-Ⅰ法残胃吻合部の観察
著者: 松林冨士男1 佐藤薫隆1 陳守一1
所属機関: 1佼成病院外科
ページ範囲:P.1059 - P.1062
文献購入ページに移動筆者らはレ線造影可能なBarium加Catgutを創案し,吻合部の全層縫合に使用し,術後吻合部の研究に役立てた1)~3).しかし,このCatgutの造影期間はせいぜい2週間止りであった.そこで,Bariumの代りに図1~2のごとき直径0.04~5mmの金または銀線維をCatgutに撚入することにより,Catgutの強靱度は失なわれず,造影度と造影期間を延長することができた.これを前回同様全層縫合に使用し,術後経過を追って経口的造影剤とあわせレ線検査を行ない,Barium加Catgut使用症例では得ることのできなかった数々の知見を得た.
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