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文献詳細

雑誌文献

胃と腸6巻8号

1971年07月発行

症例

造影CatgutによるB-Ⅰ法残胃吻合部の観察

著者: 松林冨士男1 佐藤薫隆1 陳守一1

所属機関: 1佼成病院外科

ページ範囲:P.1059 - P.1062

文献概要

はじめに

 筆者らはレ線造影可能なBarium加Catgutを創案し,吻合部の全層縫合に使用し,術後吻合部の研究に役立てた1)~3).しかし,このCatgutの造影期間はせいぜい2週間止りであった.そこで,Bariumの代りに図1~2のごとき直径0.04~5mmの金または銀線維をCatgutに撚入することにより,Catgutの強靱度は失なわれず,造影度と造影期間を延長することができた.これを前回同様全層縫合に使用し,術後経過を追って経口的造影剤とあわせレ線検査を行ない,Barium加Catgut使用症例では得ることのできなかった数々の知見を得た.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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