文献詳細
文献概要
今月の主題 幽門部(pyloric portion)の病変 主題
胃下部の悪性病変
著者: 高木国夫1
所属機関: 1癌研究会附属病院外科
ページ範囲:P.1149 - P.1156
文献購入ページに移動 胃下部は幽門部,前庭部,幽門洞等の名で呼ばれるが,この部は胃の上部,中部に比して正常でも狭く,ここに発生する病変は他の部よりも各種検査の適応が不充分である.とくに幽門輪に近接した部は,特別に幽門前部(prepyloric region)と呼ばれているが,明らかな定義はないようである.
すなわち,胃下部は,内腔が狭く診断が困難な場合もあって,この部に発生する病変,とくに悪性病変について,胃上部,中部の病変に比較してみたい.
すなわち,胃下部は,内腔が狭く診断が困難な場合もあって,この部に発生する病変,とくに悪性病変について,胃上部,中部の病変に比較してみたい.
掲載誌情報