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文献詳細

雑誌文献

胃と腸6巻9号

1971年08月発行

文献概要

一頁講座

十二指腸乳頭の名称

著者: 大井至1 竹本忠良1

所属機関: 1東京女子医大消化器病センター

ページ範囲:P.1174 - P.1174

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 十二指腸乳頭は,古くからその形態と機能が問題とされてきたが,近年,わが国で開発された十二指腸ファイバースコープは十二指腸乳頭の直視下観察を可能にし,現在では多くの人々によって十二指腸乳頭の内視鏡による検討が行なわれている.十二指腸主乳頭は鈴木により大きく3型に分類されたが,十二指腸乳頭の観察経験も豊富になった今日では更に微細な分類が必要となってきた.

 十二指腸乳頭の検討は,本質的に膵・胆疾患との関連において診断的意義を中心に行なわれるべきであろうが,まだ十二指腸乳頭の基本的形態も不明確であり,私たちは,今までの経験から図に示すように十二指腸主乳頭の各部分を命名して,検討している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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