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文献詳細

雑誌文献

胃と腸7巻1号

1972年01月発行

今月の主題 Ⅱb型早期胃癌

主題

Ⅱb型早期胃癌の内視鏡診断

著者: 西沢護1 野本一夫1 狩谷淳1 上野正己1 林学1 小林茂雄1 水野幸一1 間山素行1 篠塚忠1 丸山俊秀1 奥井勝二2 大久保春雄3

所属機関: 1千葉大学医学部第1内科 2千葉大学医学部第1外科 3社会保険船橋中央病院病理

ページ範囲:P.37 - P.45

文献概要

 近年Ⅱb型早期胃癌の報告例が増加してきたがまだそのX線,内視鏡とも確たる診断基準が示されてはいない.

 Ⅱbを探し出そうという努力は,単に診断限界をのばすという興味だけではなく,胃癌の初期像の検討,胃癌の発育の研究のみならず切除範囲の決定というpraktischの要求に対しても答えることができる.

 しかし,まず困ることはⅡbといっても人によりその肉眼的判定には少なからず解釈の相違がみられることである.

 1962年の内視鏡学会分類によるⅡbの定義を振り返ってみるに,肉眼的にみて表面平坦で胃癌の初期像を想定させるものという位で,それ以上の細かいとりきめはなかったように記憶している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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