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文献詳細

雑誌文献

胃と腸7巻1号

1972年01月発行

文献概要

一頁講座

内視鏡検査後の患者の行動

著者: 竹本忠良1

所属機関: 1東京女子医大消化器内科

ページ範囲:P.46 - P.46

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 胃内視鏡検査が終ったあとの患者の処置はそれぞれの内視鏡室で決められたルールを下に適切に行なわれていると思う.事後の患者処理がうまくゆかないと折角の内視鏡検査の成功もだいなしになって,患者の不満をまねくことになる.多くの患者を検査する病院ではそこまで医師の注意が廻らないため,ともすれば検査後の処理が紋切型で不親切になりやすい.必要な検査後の注意は術者自身がわかりやすく話しておいた方がよいように思う.

 胃内視鏡を抜去したあとは,すぐ所謂“膿盆”を渡し,口腔内にたまったものをださせ,口のまわりの粘液をぬぐいとらせる.大切なことはここで検査に対するねぎらいの言葉をかけてやることであって,検査に十分協力してくれたため胃のなかの観察が非常にうまく行なえたことを話して賞讃する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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